- しちょう
- I
しちょう【仕丁】⇒ じちょう(仕丁)IIしちょう【使庁】「検非違使(ケビイシ)庁」の略。III
「この法師をとらへて~へ出したりけり/徒然 162」
しちょう【市庁】市役所。IVしちょう【市朝】(1)市井と宮中。「栄花を旦夕にあらそひ, 勢利を~にきほふ/平治(上・古活字本)」
(2)市中。 巷間(コウカン)。V「我首を刎(ハネ)て~に曝さるるか/太平記28」
しちょう【市長】市の長。 日本では二五歳以上の市民のうちから公選により選任され, 任期は四年。VIしちょう【師長】先生と目上の人。 尊者。VIIしちょう【廝丁】仕丁(ジチヨウ){(1)}のうち, 煮炊きなどの用をした者。 してい。VIIIしちょう【弛張】(1)ゆるむことと, はること。(2)寛大にすることと厳格にすること。IXしちょう【征】囲碁で, 当たりの連続で斜めに追いかけられると, 行く手に味方の石がない限り, 盤端で取られる石の形。〔「翅鳥」「止長」「四丁」などとも書く〕Xしちょう【思潮】ある時代の思想の主な流れ。XI「時代~」「文芸~」
しちょう【支庁】本庁の下にあって, 本庁と分離して, 所在地方の事務を取り扱う官庁。XII「網走~」「~管内」
しちょう【紙帳】紙で作った蚊帳(カヤ)。 白い和紙をはぎ合わせて作る。 主として江戸時代に用いられ, 冬には防寒具としても用いた。XIIIしちょう【翅鳥】(1)空を飛びかける鳥。 飛鳥。「~の翔(カケ)り」
(2)「しちょう(征)」に同じ。XIVしちょう【至重】この上なく, 大事である・こと(さま)。XV「偕老同穴(カイロウドウケツ)は人倫の~なるものとして, 既(スデ)に已(スデ)に其習慣を成し/福翁百話(諭吉)」
しちょう【視聴】(1)見ることときくこと。「満天下の耳を聾(ロウ)し眼を盲し以て全く~する莫(ナカ)らしむ/社会百面相(魯庵)」
(2)人々の注意や注目。XVI「~を集める」
しちょう【試聴】ためしにきくこと。XVII「レコードを~する」「~室」
しちょう【詩調】詩のもつ調子。 詩としての調子。XVIIIしちょう【輜重】〔「輜」は衣類をのせる車, 「重」は荷をのせる車の意〕(1)旅行者の荷物。(2)旧陸軍で, 前線に輸送・補給する食糧・被服・武器・弾薬などの軍需品の総称。XIX「~隊」
しちょう【鷙鳥】〔「鷙」は猛鳥の意〕鳥類・小獣を捕らえる猛禽。 タカ類などの肉食鳥の類。 鷙禽(シキン)。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.